TRIG:マスターノード 徹底解説 ver. 2.1
English version is here:
マスターノードの役割
マスターノードは、ブロックチェーンネットワーク上の取引データの処理を手伝う役割をします。
TRIGの場合では、スマートガンネットワークやTrigXchangeネットワークの承認手続きを行い、ネットワークを安定的に運用するためにマスターノードがあります。手伝うと報酬がもらえます。
TRIGについてはこちらからどうぞー
TRIGマスターノードの設置方法
マスターノードにはチェーンマスターノードとシステムマスターノードの2種類があります。
チェーンマスターノードを立てるには1,500 TRIGあるいはそれに替わるライセンス(Blocksafeが行う報酬プログラムでゲットできます)で1つのマスターノードを立てることができます。
システムマスターノードを立てるには300 TRIGあるいはそれに替わるライセンス(Blocksafeが行う報酬プログラムでゲットできます)で1つのマスターノードを立てることができます。
1台のパソコンで立てられるマスターノード数に上限はありませんが、マスターノード数×1,500あるいは300 TRIGが必要になります。(nodeはMAC addressと関連付けられるため。)
マスターノードの立て方は、必要な量のTRIGを専用のウォレットに入れればOKです。ただし、マスターノードとなるパソコンは24時間、365日ネットワークに接続する必要があります。(接続しないと取引の承認に参加できないため、報酬はもらえません。)
専用のウォレットが完成するのはもう少し先です。
マスターノード用パソコンに求められるスペック
確定ではないですが、Discord上で出された情報を記載します。
CPU: 情報なし
メモリ: 16GB以上を推奨
HDD: 情報なし
GPU: 情報なし
OS : Windows, Linux (Macは不明)
確定情報ではないと思いますが、VPSも使えるようです。
TRIGマスターノードの全体像を詳細に解説
Blocksafeから出たマスターノードのホワイトペーパーからオリジナルの分散型TrigXchangeとマスターノード全体像を作ってみました。ここで、TRIGトークンはTRIGXへ名前が変わります。
マスターノード全体像:
AMMO()って?
- Blocksafeが作る分散型TrigXchangeネットワーク上ではAMMO()が基軸通貨になります。つまり、AMMO()⇔ TRIGX()やAMMO()⇔ Subtoken(;パートナーが発行するサブトークン)の取引が可能です。
- AMMO()はTRIGX()を送付するときにも必要で、TRIGX()を車とするとAMMO()はガソリンに相当します。
- AMMO()はパートナーが行うICOやAirdropにも使うことができます。
- AMMO()はマスターノード()だけがもらえます。つまり、スマートガンネットワークを使うパートナーは、マスターノード()からAMMO()を購入する必要があります。これ以外の手段ではAMMO()はもらえません。
- AMMO()の発行枚数は6000万枚ですが、パートナーの買い占め等で不足する場合はマスターノード()経由で追加発行します。
ハッシュパワー()って?
- ハッシュパワー(;Hash power)は、パソコンの演算能力のことです。CPU(パソコンの心臓)とGPU(画面を表示するのに必要)がその候補です。
- パートナーチェーンは取引の承認にハッシュパワー()を必要とします。
- 現状ではCPU、GPUの両方ともハッシュパワー()に利用可能ですが、GPUの方が断然強力です(GPUはCPUの100倍以上強力と思ってください)。
- 普通のパソコンであれば、CPUもGPUもついてるので、そのパソコン1つでハッシュパワー()を提供できます。
- より多くのハッシュパワー()を求めると、より早いCPU(Ryzen、Xeon、Core iなど)、GPU(Geforce、Radeonなど)を追加する必要があります。(電気代との戦い)
承認アルゴリズム
現状ではBlocksafeから3つのPoW(Proof of Work)承認アルゴリズムが定義されています。
- PoE (Proof of Encryption):トランザクションの詳細を検証し、データを暗号化する。
- PoS (Proof of Storage):データ検索リクエストを受けてネットワークストレージデータの詳細を検証する。
- PoD (Proof of Distribution):データの閲覧前(websocketやビデオストリーミングデータ)に、データキーの復号化に成功しているかを含めたデータの検証をおこなう。
また、このような説明書きもありました。
本質的に、Blocksafe Networkは分散型コンテンツ配信ネットワーク(CDN)の特徴を多く持っているので、Blocksafe Network のCDNロジックは分散化された大量のデータ配信を扱うRED5(http://red5.org/)のもつアーキテクチャから採用している。
和訳が合っていることを前提として上記文章を考慮すると、Blocksafe Networkはそのネットワーク上でビデオストリーミングもできるようにしているのではないでしょうか?分散型コンテンツ配信プラットフォームとしては、Streamspace、Flixxo、Viuly、Stream、Lino、DECENTなどが知られていますが、これらの機能を持たせるということになるかもしれません。映像データはどこに置いておくんでしょうかね・・・?
メリットとデメリット
チェーンマスターノード()を立てるメリット
- マスターノード報酬として、毎月、1チェーンマスターノード()あたり375 AMMO()がもらえる。
- AMMO()はTRIGX()あるいはSubtoken()と交換可能。
- AMMO()が一般の取引所に上場すれば他の仮想通貨と取引可能。
- スマートガンネットワークが使われるとAMMO()の価値が上がる。(NEOのGASと同じ仕組み考えると、TRIGX()価格の30%程度の価値か。すでにネットワークを使用するパートナーは複数存在する。)
- AMMO()でのみ参加可能なICOやAirdropも作る予定。
- ハッシュパワー()をMainchain ()に提供することでTRIGX()が、Partner’s chain()に提供することでSubtoken()がもらえる。(もらえる量や効率、ハッシュパワーの振り分け方法などはテストネットで決定予定)
チェーンマスターノード()を立てるデメリット
- 1,500 TRIGX()分の資金が必要。(約30万円、1 TRIG=200円計算)
- AMMO()やSubtoken()の価値が思ったより上がらない可能性。
- パソコンを24時間、365日立ち上げておくので電気代がかかる。
- 提供するハッシュパワー()の強さに応じた電気代がかかる。(アルゴリズムや効率はこれから決定。)
- パソコンから発生する熱により冷房代がかかる。
- パソコンから発生する熱によりパソコンの劣化が早まる。
- パソコンのファンによる騒音が発生する。
- VPSを利用すると提供できるハッシュパワー()が減るため、もらえるTRIGX()やSubtoken()の量は減るはず。
システムマスターノード()を立てるメリット
- マスターノード報酬として、毎月、1システムマスターノード()あたり75 AMMO()がもらえる。比率はチェーンマスターノードと同じ。
- AMMO()はTRIGX()あるいはSubtoken()と交換可能。
- AMMO()が一般の取引所に上場すれば他の仮想通貨と取引可能。
- スマートガンネットワークが使われるとAMMO()の価値が上がる。(NEOのGASと同じ仕組み考えると、TRIGX()価格の30%程度の価値か。すでにネットワークを使用するパートナーは複数存在する。)
- AMMO()でのみ参加可能なICOやAirdropも作る予定。
- VPSを利用してももらえるAMMO()の量は変わらない。
- ハッシュパワー()を提供しないので電気代はそこまでかからないはず。(CPU使用率次第)
システムマスターノード()を立てるデメリット
- 300 TRIGX()分の資金が必要。(約6万円、1 TRIG=200円計算)
- AMMO()の価値が思ったより上がらない可能性。
- もらえないTRIGX()やSubtoken()の価値が暴騰する可能性。
- パソコンを24時間、365日立ち上げておくので電気代がかかる。(CPU使用率次第)
チェーンマスターノードを立てるのに必要な費用
マスターノードを立てられる仮想通貨は他にもたくさんあります。それらとTRIGを比較してみました。ただ、TRIGのマスターノードではもらえるのはAMMOのため、AMMOの価格をTRIGの25%(50円)として算出しています。(2/16現在)
銘柄 | 必要量 | 必要額(円) | 年利 | 年利円換算 |
---|---|---|---|---|
TRIG | 1,500 | 30万 | 75% | 22.5万 |
XEM | 300万 | 1億8000万 | 25% | 4500万 |
DASH | 1,000 | 7300万 | 10% | 730万 |
STRAT | 25万 | 2億6000万 | 1% | 260万 |
注意)TRIGの年利にはハッシュパワーの提供による報酬は一切含まれていません。
ちなみに、システムマスターノードでは300 TRIGで1つのシステムマスターノードを立てられるので、費用はチェーンマスターノードの1/5ですがもらえるAMMOの量も1/5になります。
TRIGのマスターノードに必要な金額が飛び抜けて安いことがわかります。今からでもマスターノードに参入できますね。
TRIGってどこで買えるの?
海外取引所 Binanceで取り扱っています。